今日はてブで見つけたこんな記事。
「東京オリンピック最終選考のエンブレムがダサい」
ほうほう。
そういえば盗作疑惑があってからどうなったか全然知らなかったなぁと、
一応デザイナーの端くれなので、どれどれと早速エンブレムをチェック。
敗者復活がどうのとかよくわかんないですけど。
最終選考はこの4つなんですかね?
A. 組市松紋(くみいちまつもん)
B. つなぐ輪、広がる和(つなぐわ、ひろがるわ)
C. 超える人(こえるひと)
D. 晴れやかな顔、花咲く(はれやかなかお、はなさく)
ふむふむ。
で、これに対して日本グラフィック協会の会長さんが、「無難すぎて世界に笑われる」とか「前のエンブレムの方がよかった」って言ってるみたいです。
盗作疑惑があった時のエンブレムがこちら。
デザインとは難しいなぁ。
佐野さんのエンブレムは東京を表す「T」がドーン!
確かに、新たな4つの候補には、東京を表すものがないですね。
日本を象徴する、Aの市松模様、Cの風神雷神くらいだし。
特に酷評されていたのがDなんですが、Dのパラリンピックの方、見れば見る程悪くない感じがするんだけど、これで最下位だったら、おれのセンス・・・w
まぁでも無難か。
いや、Aが好きなんですけど、単色だからちょっと寂しい気がしますしね~。
過去の他の国の選考エンブレムとか見ると、一番近いイメージなのがCの風神雷神ぽいですね。
ここに載ってるエンブレムより、お笑い芸人キングコングの西野さんが作ったロゴがとってもいい出来で、これを採用してくんないかなぁって思います。
1案
西野さんが手書きラフを書いて、Twitterで「誰かちゃんと色塗っといて」とつぶやいたところ、きよし@ホームレス2号さんという方がPCで清書したもの。
日本の象徴でもある「菊」をモチーフにして5つの大輪と五輪をかけたものだそうです。
2案
こちらも西野さん第2案です。
東京の伝統工芸品「江戸漆器」をモチーフにした、和柄の蝶。
一つの胴体と四枚の羽根、合計5つのパーツ(五大陸)が協力しないと羽ばたけないよ、である。
チョウチョさんである。オリンピックとパラリンピック、二匹の蝶を並べた時に、泥にまみれながらも大輪の花を咲かせる選手のような『蓮の花』になるように遊びを入れてみた。
キングコング西野 LINE OFFICIAL BLOG 「東京五輪、僕ならこうする」より
1案だと、その下に五輪の輪っかを置くルールがあることを考えるとバランスが悪くなりそうですが、ちょうちょ案ならバランスも良く、トライバル風なデザインに和柄の組み合わせが外国の方にもウケが良さそうな気がします。かっこいいですよね。
多くの人が本当にいいなって思えるエンブレムが選ばれるといいなぁ
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